自分を磨く“自分の短所を知る”

誰しも自分のイヤなところ、嫌いな点、直したい部分というのはあると思います。

自分を知ろうと、自己分析をしていると自分の悪いところばかりが目につくかもしれません。

しかし、短所も自分を知るための大切な要素です。
自分のことがイヤになることもあるかもしれませんが、短所は短所として自分で理解していると、いろいろな面で役に立ちます。


当たり前ですが短所のない人間はいません。
短所、それは自分の嫌いな部分かもしれませんが、誰でも持っているものです。


短所があるということは、直すところがあるということ。
伸びシロがあるということです。

だから、短所について悩んだり、落ち込んだりする必要はありません。


自分の短所を知るのは反省だけが目的ではありません。
自分で短所と思っていることは、裏返して見てみれば長所になることもあるのです。

自分の短所を直そうと努力することはとても尊いことですが、それ以上に視点を変えて長所にすることで、自分に対する価値観を広げることができます。

大切なのは、短所は長所になり、長所は短所にもなり得ることを理解しておくことです。

見方を変える訓練をしましょう

私は決断力がなく、口下手で、クヨクヨしがちで、イヤと言えずに、ストレスを溜めこむ人間です。

例えば自分のことを、こんなふうに思っていたとしたら、欠点だらけの人間で自分のことを好きになれないかもしれません。

確かにこういう言い方をすると、すべて短所に思えてしまいますが、視点を変えるとこうも言うことができます。


決断力がない→熟考してから判断する
口下手→聞き上手
クヨクヨしがち→自己反省ができる
イヤと言えない→頼りになる
ストレスを溜めこむ→自制心が強い


事実と真実は違うものです。
自分が瞬時に決められなかったことがあったとしても、それは単なる事実であって、それをどう解釈するかで真実は違ってくるものです。

長所だと思っていたところも、それに驕れば短所になってしまいます。

常日頃から、自分のことだけでなく、周りの事もすべて視点を変えてみるクセをつけることは有意義なことです。
見方を変えることができれば、自分にピッタリの自分に治まることができます。

長所だと思っていることも、短所だと思っていることも、すべて自分の特性・性質です。

それ以上でも、それ以下でもないのですから。