自分の夢や目標に向って、それに全身で打ち込んでいる人は素敵です。
そんな人には異性であれ、同性であれ、自然と人が惹きつけられます。
そんな生き方をするにはどうすればいいのでしょうか?
もし、自分の熱中できるものや、人生の目標が分からないなら、まず自分を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。
人は自分のことを自分で客観的に見ることができないので、ビックリするほど自分を分かっていません。
自分のことが分かっていないから、どうすれば幸せになれるのか分かっていません。
自分が本当に幸せと感じることは何か?
自分が本当にやりたいことは何か?
自分は人生に何を望んでいるのか?
これらをハッキリと自覚できるとしたら、人生は随分違ったものとなるでしょう。
自分を知ることは、恋愛についても大きな影響があるでしょう。
自分を持っていないと相手の言葉や態度に影響されたり、無理に自分を相手に合わせて苦しくなってしまいます。
他人とのコミュニケーションの前に、まず自分とコミュニケーションをとり価値観や動機、性質などを掘り起こしてみましょう。
自分を知る方法
自分を知るといっても、漠然と考えて分かるものではありませんよね。
そこで、いくつかのジャンルに分けて自分を分析すると分かりやすくなるかもしれません。
ジャンル分けはいろいろありますが、ここでは「
自分の特質・性質」、「
自分の能力」、「
自分の価値観・動機」に分けて考えてみましょう。
■特質・性質
人は年齢とともに、様々な人との出会いや経験などに影響を受け、その人の人格を形成していきます。
しかし、そういった後天的要素に影響されない、生まれながらの性質というものも持っています。
それが、その人の特質・性質です。

生まれながらの性質とは、
理性的か感情的か?
大雑把か細かいか?
熱くなりやすいか冷静か?
さっぱりしているか根に持つか?
といった後天的には変わりずらいものです。
これらを顧みて、自覚することは自分を知るうえで大変重要です。
他人からどのような人だと言われたことがあるか、思い出してみるのもいいでしょう。
他人の目で見た自分を知ることができます。
もう一つ自分の特質を知る方法として、自分が尊敬する人の「
どこを尊敬しているのか」を考えてみるのも効果的です。
尊敬している人の特質はあなたの特質でもあります。
尊敬している人の特質に、自分のもっている特質が反応しているから、尊敬の念を抱くのです。
「
自分で自分を顧みて」、「
人の言葉を思い出し」、「
尊敬している人を心に浮かべ」自分の特質・性質を掘り起こしてみてください。
■能力
人には一人ひとり、他者より秀でた能力があります。
それは
運動能力や
音楽、
芸術といった分かりやすいものから、
集中力や
緊張しない、
瞬時に理解できる、
誰とでもすぐに仲良くなれるといった、一見すると分かりにくいものもあります。
自分の得意な能力を知っていることも、自分を知るうえでたいへん重要です。
自分の得意な能力を知るには、他人から受けた評価を振り返ることが一番です。
子供の頃に周りから褒められたことを思い出してみてください。
学生時代に取り組んで、他者から評価されたことは何でしょうか?
仕事上で評価を受けたことは何でしょうか?
得意なことというのは相対的評価に基づくものですから、自分では大したことないと思っていることでも、周りから見れば優れているということもあります。
自分の能力のを自分で決めつけることなく、真っ白な状態で考えてみてください。
新たな自分が見つかるかもしれません。
■価値観・動機
自分は何に意味や価値を感じるのか?
自分は何をやりたいのか、何を成し遂げたいのか?
人生を生きていくうえで、価値観や動機ほど大切な要素はないかもしれません。
価値観や動機がはっきりすれば、自然と人生の目標が出来上がります。
目標を持って、そのために自分を磨いて生きていく人は若々しく、そして魅力的です。
目標があるから、少々の挫折や困難にもへこたれません。
価値観や動機がはっきりすれば、信念が生まれ、自己が確立されます。
自分がある人は、他人の言動にいちいち振り回されることなく、自分らしく生きることができます。
そのような生き方こそ、本当の幸せを掴むことができます。
自分は何に意味や価値を感じるのか?
自分は何をやりたいのか、何を成し遂げたいのか?
この質問の答えを見つけ、その時の自分をイメージしてみてください。
自分を知るということのアンサーに近づくことができます。